たかだか5年やそこらの百姓経験しかないので、「百姓学」
なんてえらそうに言えたものではないのだが、
他にタイトルが思い浮かばず、宇根豊さん著書
「国民のための百姓学」から引用させてもらった。

もちろん宇根さんの哲学に影響を受けたからではあるが、
僕がここで書いていきたいことはもっと具体的な日々の
生活のことや、百姓仕事の幅をもっと広げ、例えば
バイオディーゼルを作ることや大麻を使って
新しい産業を起こすことなども百姓仕事と捉え、
従来百姓仕事とされてきたものに現代のニーズのものも
加えていきたいと思っている。

そうすることで半農半X以上にもっと地元や地域に接触し、
農村が朽ちていく存在ではなく、これからのグローバリズム
の波に対抗すべく自立したローカルコミュニティーが育って
いくと思っている。

そして僕自身、昔の農村の人々はほとんど自給自足していたこ
とに習って、環境、農、エネルギー、福祉、医療、教育などと
いった垣根を越えて、真の自立した生活者を目指したい
と思ったからである。

里山移住が単なるのんびり田舎暮らしではなく、サバイバルを
生き抜くライフスタイルと捉えて発信していくつもりである。

まあなんにしてもこれから自立した生き方を目指す人々にとっ
ては面白い時代に入ったのは確実であろう。

                            
   藤本ミツヲ