京都〜宮崎〜熊本〜博多の旅

11月30日、鴨川に移り住んでから長期で出かけることもなかったし、
車で妻子供とロードトリップということで、初めての体験でワクワクしながら千葉を出た。


京都では「うさと」(綿・ヘンプ・蚕などの自然素材を使った服)の
新事務所(まだ改装中だったが)とオーガニックカフェ・ミレットに行った。
京都はやはり全体的に気持ちいい。天気にも恵まれ九州への期待も高まった。

↑うさと新事務所にて(京都)

↑京都、カフェミレット。おいしいごはんごちそう様でした。



宮崎ではちょうど波が良く波乗りを楽しんだ。
その日泊まった小林の村営の旅館はとてもいい温泉で、部屋も一戸建てでゆっくりできた。

↑宮崎、木崎浜。天気、気温、波よし。。


↑ウチの次男、兼汰君。ごきげんです。


熊本では南阿蘇のO2ファームこと大津耕太君と愛梨さんの家で2泊させてもらった。
O2ファームは「無農薬おあしす米」「放牧阿蘇の赤牛」「減農薬きゅうり」の3本柱で
農業を営みながら環境問題にも取り組んでいる。
古民家に住み、子供もうちと同い年で賑やかかつエネルギッシュだ。
ヤエのミニライブを企画して、地元の若い人たちが集まった。
盛況に終わりそのあとは田舎の交流会、飲み会だ。
僕も焼酎が旨くて結構飲んでしまった。
翌日ちょっと気持ち悪かった。

阿蘇山火口にて

↑和麻も兼汰も元気、元気!

↑O2ファーム Yaeライブ。

↑すごい焼酎発見!

↑飲みすぎ! by.Yae

↑大津家の皆様、お世話になりました。ありがとう!



活気みなぎるように見えたが、若者の就農という観点でみたらそうでもないそうだ。
田んぼが空いてきてるがこれ以上広げるのは厳しいと耕太君は言ってた。
リゾート化してるので別荘も多い。そういう人たちは年に何回かしかこないそうだ。

阿蘇に別れを告げ、アンナプルナ農園に向かった。
途中ミルクロードと呼ばれる赤牛の放牧地帯を通るのだが、
この日は寒く雲も近くて流れが速く雪もちらつき、とても風景が素晴らしかった。
千葉の山にはない雄大さがあった。

↑ミルクロードの風景。美しかった。



菊池というところにあるアンナプルナ農園は「出アメリカ記」
「木を植えましょう」などの著者である、正木高志さんの農園だ。
現在は東京を拠点に環境活動や憲法9条の活動を中心に動いているので不在だったが、
奥さんのチコさんと娘のラビさんが現在農園をきりもりしていて、
無農薬のお茶を中心に森の活動などを行っている。
僕は正木さんの本を読んで森に興味を持ち、アドバイスがほしい時に会えたりと、
とてもリスペクトしている存在だ。

↑アンナプルナのログハウス。静寂な中に建ってました。



O2ファームが「動」とすれば、アンナプルナは「静」といえるだろう。
静寂な空気に包まれた農園だ。
裏の山などに案内してもらった。
本で読んだボランティアで3000本苗木を植えた森だ。
冬なので葉は落ちてたがいろんな木が植えてあるのがわかる。
やはり下草刈りが大変だそうだ。
家もすてきなログハウスで薪ストーブの前で本を読みたくなるというラビさんの気持ちがよくわかる。


両方の農園に共通してたのは、訪れる人が増えて対応が大変だということ。
自然王国は分業化してる部分があるのでいいが、農家は大変だろう。
両方とも注目度の高い農園だし、あー同じような悩みかかえてるねとシミジミ語り合った。


今回よその現場を見れてとても良かった。
ちょっと今年は疲れ気味だった僕は元気をもらえたようだ。

↑ラビちゃん、チコさん、お世話になりました。


その後福岡でyaeのラジオ収録に立ち会う。
「おおラジオ局だ!」と素人まるだしで中に入った。

FM福岡にて。


北九州からフェリーで一日半かけて東京へ。途中発熱してしまい、
船酔いと熱で汗だくになりながら帰宅。その次の日まで寝込んでしまった。
最後の最後で浄化されたようだ。

今回思い切っての10日間という長期旅行だったが、家族とずっと過ごして、
まあいろいろあったが、いい勉強になった。
九州は雄大で力強くていい人にいっぱい会えた。
外にでたことで地元・鴨川の良さも再確認できたような気がする。  

以上。藤本ミツヲ